『ACMA:GAME アクマゲーム』初が照朝の“絶対絶命のピンチ”を救う 田中樹が繊細さを体現
謎の組織「グングニル」主催の“アクマゲームトーナメント”で照朝(間宮祥太朗)と初(田中樹)がついに対戦する『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)第7話。 【写真】照朝(間宮祥太朗)&紫(嵐莉菜)チームと初(田中樹)&伊達(福山翔大)チーム 2回戦は1回戦を戦った者同士がタッグを組むチーム戦で、照朝&紫(嵐莉菜)チームvs初&伊達(福山翔大)チームでの対戦となる。 ゲームの内容は「籠球果実~Basket Fruits~」。手元にフルーツが描かれた5種類の牌があり、プレイヤーはそれぞれそこから籠に入れる5つの牌を選ぶ。そして籠の中に入っている果実の数を当てるゲームだ。 元々、伊達は1回戦でもわざと負けて初に白星をあげさせていたが、このゲームでもわざと間違えてリタイアし、初にポイントを譲渡するなどチーム戦ゆえの戦法が光る。かと思いきや、伊達が初を裏切る一幕も。自分の目の前にいる人間は等しくモルモットで観察するためだけの存在と断言する伊達は、信頼していた者から裏切られ歪む初の表情がたまらないようだ。 伊達役を演じる福山翔大は『オールドルーキー』(TBS系)ではパラアスリート役を熱演し、真っ直ぐなキャラクター像を体現。かと思いきや、『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)では“タトゥー男”こと沢入徹という物語のキーパーソンとなる役柄で得体の知れない存在感を強烈に残した。2024年に公開が控える映画『若き見知らぬ者たち』では主演の磯村勇斗の弟役を演じることが発表されており、期待は高まるばかりだ。 様々な人間を観察対象としてきた伊達に「興味深い」と恍惚の表情を浮かべさせるのが、初の何としてでも親友を叩きのめそうとする執着心だ。初役を務める田中樹は、『うきわ―-友達以上、不倫未満―』(テレビ東京系)で見せた儚げながら真っ直ぐな田宮悠役で俳優としてさらなる注目を集めたが、本作でもその常に揺れ動く繊細さが初にも投影されている。ピュアで一本気だからこそ、その対象が今照朝に向けられているだけであって、何か他にも訳があって「グングニル」に寝返ったのだろうと思わずにはいられない。迷いを振り切って照朝と対峙しているようで、自分もすり減らし傷ついているような切実さも垣間見える。
照朝(間宮祥太朗)の言葉は初(田中樹)の心に響いたのか?
さて、“悪魔のチカラ”の能力の内容がまだ公開されていない初と伊達ゆえ、圧倒的に不利かに思われた照朝と紫チームだったが、常に2人で戦い続けた彼らに軍配が上がった。 「独りだったら勝てなかったかもしれない。俺に“仲間がいると強い”って教えてくれたのは、初、おまえだよ」と言う照朝の言葉は、初本人の心に響いたのだろうか。 悠季(古川琴音)が見つけたグングニルのアジトと思しき地下施設に潜入しようとした照朝に訪れる絶対絶命のピンチを救ったのは初だった。 初の思惑はどこにあるのか。次週ついに「ガイド様」の正体も明かされるようだ。
佳香(かこ)