気を緩めず歓喜のゴールへ ソフトバンク、もっとも苦戦したのは9月の4連敗か そこから一気の7連勝
【名物記者コラム/#好球筆打】 ◆オリックス0―1ソフトバンク(16日、京セラドーム大阪) 一気に来た。そんな印象だ。4年ぶりのペナント奪取へ突き進む小久保ホークスが、ここにきて今季最長タイの7連勝だ。2位の日本ハムは敗れたため、優勝マジックは二つ減って5となった。 ■優勝秒読み…小久保監督が試合前に話すのは?【写真】 聞けば、ソフトバンクと日本ハムの引き分け数に大きな開き(ソフトバンク3、日本ハム8)があるため、17日からの日本ハム戦でソフトバンクが連勝すれば優勝マジックも一気に5減って、優勝が決定するという。 要するに「明日にもV」ということだ。今回の仙台、大阪遠征に向かう直前の優勝マジックが13だったことを考えると、やはり「一気に来た」感がある。もうこうなったら9連勝フィニッシュ。直接対決で新庄ハムに引導を渡すのもいい。 今季、チームが最も苦しんだのは9月頭の4連敗だろうか。「今年一番苦しい時期が、ここに来た」。小久保監督もそう言っていた。そこから巻き返しての7連勝だ。追いすがる日本ハムもソフトバンクの強さにへきえきしているに違いない。 もちろん、まだ決着がついたわけではない。勝負はげたを履くまで分からないともいうが、それを誰より分かっているのが小久保監督だ。「(優勝)マジックが0になるまでは頑張ります」。試合後の囲み取材ではこれまで同様、気を緩めることはなかった。油断大敵。ただ、歓喜のゴールも、もうすぐそこだ。 (石田泰隆) 【#OTTOホークス情報】 【▼おすすめ記事は下記関連リンクから▼】 「戦線離脱となれば全部練り直さないと…」(小久保監督一問一答完全版より)
西日本新聞社