巨人・阿部監督 連敗ストップも「勢いはつかないだろう」と苦笑い 岡本和の決勝弾に「それしかない勝ち方」
「巨人3-0ヤクルト」(5日、長良川球場) 巨人が岡本和の22号3ランで連敗を止めた。今季初の中4日となった戸郷が7回1安打無失点の熱投で10勝目(7敗)。エースが3年連続の2桁勝利を達成した。 【写真】重苦しい空気を吹き飛ばす一発 笑顔で生還する岡本和 最下位のヤクルト相手に連敗し、この日も四回まで無得点の重苦しい展開。主砲の岡本和がひと振りで流れを変え、阿部監督も「本当に、大きなホームランでした」と安どの表情をにじませた。 エースが抑え、主砲が一撃。ただ、湿りがちの打線に指揮官は「勢いはつかないだろう」と苦笑い。「それしかないという勝ち方だった。途中で1-0でしか勝てないよ、きょうは、と戸郷にプレッシャーかけちゃったが、頑張ってくれたね」とうなずいた。 残り21試合。し烈な優勝争いが続く。7日からのDeNA戦へ、「ずっと大事なんで、1試合1試合、相手関係なく勝てるように全員でやっていきたい。もう一回、相手変わりますし、東京ドームに帰ってしっかりした野球をやりたい」と意気込んだ。