【アイスホッケー】オリンピック3次予選・第2戦 日本はスペインに逆転で2勝目、全勝で最終のハンガリー戦へ!
未知だったスペインに、5分で2失点
アイスホッケーのミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪(本大会は2026年)の男子3次予選は2月9日、ハンガリー・ブダペストで2回戦が行われ、男子ランク25位の日本は、スペイン(32位)に6対3(0-2、3-0、3-1)で勝って2戦2勝となり、ともに予選で2戦全勝のハンガリーと10日の最終戦(日本時間で2月11日午前4時~)で対戦することになった。 【写真10点】アイスホッケーのミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の男子3次予選日本vsスペイン 日本代表とスペインが公式戦で戦ったのは、過去に1回のみ。1982年の世界選手権Cプール(スペイン・ハカ)で、11-2というファイナルスコアが残っている。星野好男(CF・国土計画)、本間貞樹(FW・王子製紙)、三澤実(GK・西武鉄道)の年代で40年以上前のことだから、参考にはならないだろう。 スペインは昨年12月に行われたオリンピック2次予選で、タイ、ジョージア、そしてオランダ(ランク29位)を4-3で破っている。ランキングは日本が上だとはいえ、心してかからないといけない相手だといえる。 この日の日本のスターターGKは、佐藤永基(東洋大学4年)。白樺学園高の1年生から日本代表の遠征に呼ばれており、世界選手権、五輪予選を含めて、マスクをかぶるのはこれが初めてだ。 だが、試合開始から1分、スペインに先制点を許してしまった。日本のゴール前で、スペインが長いリストを生かして日本のDFを交わした、技ありのゴール。初戦のリトアニア戦から、これで日本は2戦続けて「最初の相手のドライブ」で先制された。 佐藤永には動揺もあったのか、5分にも2失点目。スペインは1戦目のハンガリー戦では3-7で敗れており、この試合にかける思いは相当のものがあった。 白樺学園OBの悪夢はさらに続いた。日本がパワープレーの18分、レフトのDに入っていたFW平野裕志朗(アメリカ・ユティカ、アディロンダック)に、スペインのFWが激しくボディコンタクト。平野が倒れ込み、スペイン2人目のペナルティかと思いきや、スペインのFWは頭から流血し、なんと平野がメジャーペナルティに。しかも平野は頭へのイリーガルチェックと判定され、残り時間退場となった。
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