災害対応ロボット「MISORA2」使い人材育成 福島県立テクノアカデミー浜
福島県立テクノアカデミー浜は、南相馬ロボット産業協議会と会津大が共同開発した災害対応ロボット「MISORA(ミソラ)2」を教材にしたロボット・ICT人材育成プログラムを始めた。26日、南相馬市原町区の同校などでキックオフ授業を行った。 ミソラ2は2025(令和7)年10月に同市原町区の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)で開かれるロボット技術の国際競技会「ワールドロボットサミット(WRS)」への出場を目指している。今年10月に開催されたプレ大会のプラント災害チャレンジ競技で準優勝した。 テクノアカデミー浜のロボット・環境エネルギーシステム学科と機械技術科の2年生有志が、ミソラ2の改良に参加する。南相馬ロボット産業協議会や会津大のメンバーと共に、プレ大会を踏まえた課題の洗い出しや改善に携わる。両科の全学生を対象にした授業も行い、ロボット関連のものづくりの関心を高める。 キックオフ授業には両科の1、2年生35人が参加した。同協議会の渡辺光貴会長、大西威一郎ロボット開発研究会代表らがミソラの製作の経緯などについて説明した。
ロボテスに移動し、ミソラ2やWRSの競技会場となる試験用プラントを見学した。ミソラ2の動作を確認し、ロボット技術に理解を深めた。 (相双版)