キノコの栽培方法は2タイプ 「菌床栽培」なら家庭でも手軽にできる!
キノコはスーパーでも年中買えますが、自分で育てることもできるんです。『やさいの時間』12・1月号のキノコ特集では栽培方法を詳しく紹介していますが、自分で育てたとりたてはみずみずしさも、おいしさも段違い! 家庭でキノコを育てる方法には、「原木(げんぼく)栽培」と「菌床(きんしょう)栽培」の2つがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。 みんなのキノコ栽培の写真
原木栽培
伐採した木や枯れ木に、キノコの菌を植えつけて栽培する方法です。原木にはコナラやクヌギなどが使用され、自然に近い環境で栽培します。シイタケやナメコがこの方法で栽培できます。 数年間、繰り返し収穫でき、風味のよいキノコができます。ただし、シイタケ以外の栽培は難易度が高く、収穫まで数か月以上かかるのがデメリット。
菌床栽培
木材から出るおがくずに米ぬかなどの養分を加えて培地とし、キノコの菌を植えて育てる方法です。主に屋内で温度や湿度を管理するため、原木栽培と比べて成長が早く、家庭でも手軽に栽培できます。 多くの菌床栽培キットが出回っていて、種類も豊富です。収穫までの期間がスピーディーなのもメリット。冬の室内なら約1か月で収穫できます。デメリットは、原木栽培のような風味が出ないこと。また、基本的に収穫は1回のみです。 『やさいの時間』2023年12月・2024年1月号 キノコ特集「そもそもキノコって何?」より