【順位:F1アゼルバイジャンGP】ピアストリ圧巻の勝利!マクラーレンがレッドブルから首位奪取、ペレスとサインツ衝撃クラッシュ 角田リタイア
F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースで、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が優勝した。自身2勝目。2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。 ●【2024F1第17戦アゼルバイジャンGP】全セッションの結果・タイムスケジュール ■ラスト1周でまさかのクラッシュ! 51周レースの50周目、まさかのドラマが起こった。3位争いをしていたセルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)がターン2を抜けた後、ストレートを加速しているところでタイヤとタイヤが接触し、2台がストレートでクラッシュした。 ターン1で3位を奪われ、順位を奪い返そうと加速していたペレスは「なにやってるんだ!***(ピー)!クレイジーだ!」と激怒。 前を走っていたサインツは「何が起こったんだ?」と動揺した様子だ。 この影響でバーチャル・セーフティカー(VSC)となり、そのままフィニッシュすることになった。 ■角田裕毅はリタイア 角田裕毅は、オープニングラップでランス・ストロール(アストンマーティン)と接触してエンジンカバーに大きな穴が空いてしまい、ペースが上がらず順位を落としていた。そして角田はピットインしてガレージに入ってマシンを降りてしまった。 角田裕毅は予選12番手、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のペナルティにより11番グリッドからスタートしてポイント獲得を狙っていたが、4戦連続ノーポイントに終わった。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 5番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 13番手 ダニエル・リカルド(RB) 17番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) リタイア 角田裕毅(RB) ■新人2人がポイント獲得! 注目は新人2人がしっかりポイントを獲得したことだ。2戦目のフランコ・コラピント(ウィリアムズ)は8位に入賞し、7位のアレクサンダー・アルボンの2秒後方でフィニッシュした。 そして出場停止になったケビン・マグヌッセン(ハース)の代役として出場したオリバー・ベアマンは10位に入賞した。ベアマンは第2戦サウジアラビアGPでカルロス・サインツ(フェラーリ)の代役として急遽フェラーリからF1デビューを果たして、いきなり7位に入賞。そして今回は、来年のシートを獲得しているハースで初のレース、F1では2戦目となったが、ベテランのニコ・ヒュルケンベルグを1秒以内に抑えてしっかりポイントを獲得した。 コラピントとベアマンは、ポイント獲得という結果を出すことでF1ドライバーにふさわしいことを証明した。 ■コンストラクターズ選手権、ついにマクラーレンが首位奪取! マクラーレン勢はピアストリの優勝に加えて、15番グリッドからスタートしたランド・ノリスが4位でフィニッシュした。この結果、コンストラクターズ選手権でマクラーレンがレッドブルを抜いてついに首位に立った。 3位フェラーリもレッドブルと31ポイント差まで迫っており、レッドブルとしては早急にマシンの改良が必要になる。 ■【F1アゼルバイジャンGP】暫定結果 1 O.ピアストリ(マクラーレン) 2 C.ルクレール(フェラーリ) 3 G.ラッセル(メルセデス) 4 L.ノリス(マクラーレン) 5 M.フェルスタッペン(レッドブル) 6 F.アロンソ(アストンマーティン) 7 A.アルボン(ウィリアムズ) 8 F.コラピント(ウィリアムズ) 9 L.ハミルトン(メルセデス) 10 O.ベアマン(ハース) 11 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 12 P.ガスリー(アルピーヌ) 13 D.リカルド(RB) 14 G.ジョウ(Kickザウバー) 15 E.オコン(アルピーヌ) 16 V.ボッタス(Kickザウバー) 17 S.ペレス(レッドブル) 18 C.サインツ(フェラーリ) ー L.ストロール(アストンマーティン) ー 角田裕毅(RB)