アルペン、創業地の名古屋にも旗艦店オープン 378ブランド28万点の品ぞろえで圧倒
「ジョーダン ブランド」は1000点
1~3階は「スポーツデポ」の売り場だ。1階のランニングコーナーは、東京、福岡の旗艦店と同様に、陸上競技のトラック風の床が特徴。エリートランナーからファンランナーまで、またロードからトレイルまでカバーしている。「アシックス(ASICS)」「ナイキ(NIKE)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」「アディダス(ADIDAS)」といった有力ブランドはもちろん、新興ランブランドとして人気の「オン(ON)」「ホカ(HOKA)」は、「日本最大級のラインアップ」という。
1階にはバスケットボールとサッカーのコーナーも設けている。バスケコーナーの注目は、「ジョーダン ブランド(JOURDAN BRAND)」を90品番1000点品ぞろえしている点。これは東京、福岡を大幅に超える規模といい、ナイキの販売戦略が直営主義から卸再強化に移っているといった事情も感じさせる。サッカー売り場にはご当地のサッカーチーム、名古屋グランパスエイトのグッズも充実。壁際には、各国のサッカーリーグのレプリカユニフォームをずらりと並べており、Z世代にファッション文脈としてサッカーユニフォームが支持されている“ブロケット・コア”の流れにも合致しそうだ。
2階はスポーツライフスタイルの売り場。「ニューバランス」はアルペングループ限定の“ザ シティ”ラインを充実し、「コンバース(CONVERSE)」は「量販店での取り扱いは初めて」というアパレルラインを陳列している。
愛知で盛んなハンドボールが充実
3階は野球、水泳、テニス、バドミントン、ラグビーといったスポーツの売り場。球場をイメージした野球売り場には、試打ができるスイングコーナーと共に、修理やグラブやグローブへの刺しゅうサービスを行う工房を設置。元プロ野球選手のスタッフが、スイングフォームなどについてアドバイスもしてくれる。テニスコーナーでは、楽天オープンなどで実際に選手のラケットにストリングを張っているというスタッフが、店頭でストリングを張るサービスを行っていた。ラケット1つ1つの重量の左右バランスなどを精密に計る計測器も店頭に置いている。