放送作家・阿部正吉さん死去 90歳 小学館CM「ピッカピカの一年生」など多くの有名テレビCM手掛ける
小学館のCM「ピッカピカの一年生」などを手掛けた放送作家・脚本家の阿部正吉(あべ・まさきち)さんが、8月3日に死去していたことがわかった。90歳。日本脚本家連盟が3日に伝えた。 阿部さんは1933年12月23日生まれ、福島県出身。東京五輪が開催された1964年頃に放送作家や脚本家、広告文案家として活躍した。小学館のCM「ピッカピカの一年生」が代表作。「東芝」「東洋水産」「キリンビール」「ライオン」「トヨタ自動車」など大手企業のテレビCMを30年に渡り制作した。 日本テレビコマーシャル制作社連盟が編集した「ザ・CM」「昭和のCF100選」などを編さんし、全日本シーエム放送連盟(ACC)技術委員会委員長を歴任。広告映像制作を基軸としたプロダクション「太陽企画」創立に参加し、代表取締役副社長を歴任した。著書に「クロスメディア時代のCM制作の基礎知識」など。