豪中銀、13年ぶり高水準に金利維持-インフレ上向きリスクなお警戒
(ブルームバーグ): オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日の金融政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を13年ぶりの高水準である4.35%に据え置くと決定した。据え置きは8会合連続となる。
5日投開票の米大統領選の行方を世界の多くが注視する中で、なかなか収まらない根強いインフレ抑制に軸足を置くスタンスを維持した。
豪中銀の政策委員会は声明で、「基調的インフレ率はなお高過ぎる。インフレ率が目標レンジ内で持続的に推移し、中間点に近づくにはまだしばらく時間がかかるだろう。これはインフレの上向きリスクに引き続き警戒する必要を高め、政策委はいかなる可能性も排除しない」と認識を示した。
ブルームバーグが調査したエコノミスト全員が金利据え置きを予想していた。
豪中銀声明の他の主な内容は次の通り。
ブロック豪中銀総裁の会見での主な発言は次の通り。
原題:RBA Signals Key Rate to Stay at 12-Year High for Time Being (3)(抜粋)
--取材協力:Toby Alder.
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Swati Pandey