お盆でも県営松本空港の利用好調 駐車場は満車状態続く 長野県
長野県松本市の県営松本空港は、お盆休みに入っても好調な利用が続いている。帰省や観光で遠方から行き来する幼児がいる家族連れにはとりわけ重宝がられる一方で、空港の駐車場は満車状態が続き、周囲の公園の駐車場にまであふれている。 13日の松本発着の定期便は、東北地方を前日に通過した台風5号の影響が心配されたが、通常通り運航された。 札幌・新千歳線を利用し、松本市内から5歳と2歳の子供を連れて家族4人で旅行に出掛けた丸山陽子さん(32)は「ゴールデンウイークは中部国際空港(愛知県)から沖縄に行ったけれど、空港までが遠くて大変だった。松本空港からも沖縄に行けるようになれば」と期待していた。福岡線を使い、4歳と1歳の子供と長崎県にある夫の実家に帰省する岡谷市の髙野めぐみさん(35)は「電車で行くと1日がかり。松本空港はコンパクトで移動もしやすく、子供がいると本当に助かる」と話していた。 一方、札幌・新千歳線で到着した北海道恵庭市の男性(47)は「飛行機に乗る人以外も楽しめる施設があってもいいのでは。災害時に飛行機が飛ばなくなった時に、ここで過ごせるのか少し心配」と指摘していた。 松本空港の駐車場はターミナルビル前の第1も、敷地外の第2も満車状態で、午後には最寄りの信州スカイパーク第8駐車場も7割が埋まっていた。フジドリームエアラインズ(FDA)の瀬尾秀彰松本空港支店長は「今週末にかけてさらに増える。駐車場がなくて慌てて到着するお客さまもいるので、早めに来てほしいと呼び掛けている」と話していた。
市民タイムス