増田康宏八段が藤井聡太7冠に挑む叡王戦本戦トーナメント1回戦 新将棋会館で開始
藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が返り咲きを目指す、将棋の第10期叡王戦本戦トーナメント1回戦がスタート。藤井7冠と、増田康宏八段(27)との一戦が8日午前10時から東京・JR千駄ケ谷駅前に移転した新将棋会館で始まった。先手後手を決める振り駒の結果、歩が3枚出て、藤井が先手、増田が後手と決まった。 【写真】今年初めての対局として増田康宏八段と戦う藤井聡太7冠 増田は今期、八段予選を突破。飯塚祐紀、野月浩貴、中村太地、中田功を下して勝ち上がってきた。昨年名人戦の挑戦者を争うA級順位戦に初昇級し、棋王戦で初めてタイトル挑戦権を獲得した。藤井とは来月2日から5番勝負を行う。 公式戦ではないが、毎年暮れに開催される「サントリー将棋オールスター」では、東地区の予選を22~24年と3年連続で突破している。めきめきと実力をつけているし、今局は棋王戦の前哨戦にもなりそうだ。 持ち時間は各3時間。昼食休憩を挟んで、8日夕方には決着の見込み。