半導体装置販売、9カ月連続増…今後の需要動向は?
日本半導体製造装置協会(SEAJ)が24日発表した日本製半導体製造装置の9月の販売高(速報値、7―9月の3カ月移動平均ベース、輸出含む)は、前年同月比23・4%増の3695億9800万円で、9カ月連続のプラスだった。生成人工知能(AI)で使われる広帯域メモリー(HBM)の伸びや、中国の装置需要が寄与した。 中国向けは引き続き好調を維持しているものの、今後は需要が一巡し、販売高に占める割合が低下するとSEAJはみている。 代わりにDDR5など、最新世代メモリーの設備投資の活発化を予想する。現在はメモリーではHBM向けの投資が大きいが、より生産数が多いメモリーも投資が回復する。