打倒プーチン目指して訓練 ウクライナ陸軍シベリア大隊
キーウ、ウクライナ、4月11日 (AP) ― 打倒プーチンを目指してウクライナ軍が2023年秋に創設した「シベリア大隊」が4月10日、首都キーウ郊外で行った訓練を一部メディアに公開した。 祖国を離れたロシア人で構成されるシベリア大隊は、隊員のほとんどがロシア極東の少数民族出身で、プーチン大統領打倒を目指している。 「自由ロシア軍団」や「ロシア義勇軍」など、ウクライナの他のロシア国籍の義勇軍とは異なり、シベリア大隊はウクライナ正規軍の一部である。 隊員になるには、時には1年がかりといった徹底した身元調査を経て初めて入隊が許可され、厳しい訓練を受けて、ウクライナ各地の最前線に派遣される。 シベリア大隊に所属する戦闘員の大部分は、ロシアで最も貧しいシベリア東部地域出身で、ウクライナの勝利で出身地域に対するモスクワの政治支配を終わらせることに一歩近づくことを望んでいる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)