RIZINとK-1の元王者同士が対戦。斎藤裕「最短で終わらせる」、久保優太「あと2カ月で強くなる」【超RIZIN.3】
「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が5月24日、都内で開催された。 RIZIN最大の激戦区といわれるフェザー級で斎藤裕(パラエストラ小岩)vs 久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)という注目のカードが組まれた。 斎藤は初代RIZINフェザー級王者。昨年大晦日の「RIZIN.45」でクレベル・コイケに敗れて以来の再起戦となる。 久保は元K-1 WORLD GPウェルター級王者。MMAに転向し2021年9月にRIZIN初参戦を果たし、太田忍、シバターを相手に連敗を喫するも、2022年の奥田啓介戦から4連勝。前戦となった3月の神戸大会では元修斗環太平洋フェザー級王者でONE Championshipにも参戦していた高橋遼伍(KRAZY BEE)に判定勝ちを収め、進化を感じさせた。試合後の会見で「元王者とかとやらせてもらえないかと思っている。ケラモフ選手とやりたい」とアピールしていた。
久保は「今回まずは斎藤選手がリスクしかない僕の挑戦を受けてくださりありがとうございます。斎藤選手は元王者で僕自身、挑戦できることをうれしく思っている。斎藤選手はめちゃくちゃ強いが、僕はMMAで、RIZINのフェザー級で王者になるのが目標なので、それにはここで勝って乗り越えないといけないと思っている。かつての出来事を振り返ると、やっとここまできたなという思いがある。人生、大きな失敗をしても努力次第で何度でもやり直せる、復活できるということを格闘技を通じて見せたい。当日は倒して乗り越えたい。そしてRIZIN王者を目指して頑張りたい」と決意のコメント。 斎藤は「RIZINに参戦して大体4年。いろんな試合やってきて、前線で戦って盛り上げてきたという自負がある。今回の『超RIZIN.3』は今までのRIZINの歴史のなかで最大規模の興行というか、盛り上がりになると思ったので、自分が参戦することによって間違いなく盛り上がるというか、大会に箔が付くと思った。ここはぜひ盛り上げたい。久保選手は4連勝していて、すごくMMAに対応してきている印象があるが、自分が対戦してきた相手とはわけが違う。なので、自分がやってきた格闘技を7月28日にやるだけ。エンタメとかいろいろ言う人もいるが関係なく、最短で終わらせる」と圧倒的な勝利を約束した。その一方で「立ち技の事績は言うことはない。K-1とGLORYの元王者ということでストライキング技術は高い。直近の試合を見ると、MMAではやりたいことが明確になってきているのかなとは直近の試合を見て思う」とも語った。