阪神・西勇輝、5回5失点で6敗目…痛恨2被弾に齊藤明雄氏「早くカウントを整えようとして失投になった」
◆ 今季ワーストの5失点、岩本氏「計算外だった」 セ・リーグ3位の阪神はヤクルトに3-5で敗れ、連勝は「5」でストップ。貯金は「7」に減り、ともに敗れた首位・巨人、2位・広島とのゲーム差を詰めることはできなかった。 先発の西勇輝は2回、一死三塁のピンチを招き7番・山田哲人に痛打。1ボール後の高めに浮いたチェンジアップを完璧に捉えられた打球は、左翼席中段に飛び込む先制2ランとなった。3回は三塁・佐藤輝明の今季23失策目となる落球から二死一、二塁のピンチ。踏ん張りたい場面だったが、6番・澤井廉に2ボール1ストライク後の甘く入ったスライダーを右翼席へ運ばれ、2イニング連続の被弾で瞬く間に5失点となった。 打線は5点を追う4回、3番・森下翔太が13号2ランをバックスクリーン左へ運び3点差。8回は一死二、三塁で2番・中野拓夢の三ゴロの間に2点差に迫るも反撃はここまで。5回を投げ今季ワースト5失点(自責点2)となった西は6敗目(6勝)を喫した。 阪神の連勝は「5」で止まり、首位・巨人との2.5ゲーム差、2位・広島との1.5ゲーム差は変わらず。一方、巨人に勝利した4位のDeNAには2ゲーム差に迫られ、8日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の番組MCを務めた岩本勉氏は「デーゲームで巨人と広島が負けていただけに、阪神はどうしても白星をとりたかったと思う。それだけに計算外の西の投球だった」と総括した。 解説者として出演した齊藤明雄氏は、西の2被弾について「山田に対するチェンジアップが浮いてしまったり、澤井に打たれたホームランはカウントを取りに行って甘くなってしまった。本来の追い込んだ感じのスライダーだったら、あそこまで飛ばされてないんじゃないかなと。気の緩みじゃないけど、早くカウントを整えようとしたのが失投になったんじゃないかなと思います」と指摘。最後に岩本氏は「『投げ急ぎ』という言葉がありますけど、その『急ぎ』が出た感じですね」と付け加えた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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