トイレやお風呂場は「24時間」換気扇を付けた方がいいって本当?「1ヶ月」の電気代はいくらになるの?
トイレやお風呂の湿気対策は、快適な生活を維持する上で重要な課題です。 24時間換気扇を使用することで、これらの場所の湿気や臭いは効果的に排出できるとされています。しかし、多くの方は電気代が気になるのではないでしょうか。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 今回は、24時間換気扇を使用する利点と、1ヶ月の電気代について紹介します。
換気の役割と法規制
換気は、室内の空気を入れ替えることで、新鮮な空気を取り入れ、有害なガスや湿気を排出する役割を果たします。特にトイレやお風呂場は、湿気がたまりがちで、カビやダニの発生源になりやすい場所です。 日本では、2003年に改正された建築基準法によって、住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられました。具体的には、シックハウス症候群対策として、換気設備の設置が求められています。シックハウス症候群とは、室内の汚染された空気を吸うことで引き起こすとされる様々な体調不良のことです。 つまり、24時間換気システムを適切に使用すれば、効果的に室内の空気を浄化し、健康被害を防げるというわけです。
24時間換気扇を稼働するメリット
24時間換気扇を稼働させた場合のメリットは以下の通りです。 ●カビやダニの発生防止 24時間換気扇を使用する最大のメリットは、カビやダニの発生を防ぐことです。 湿気がこもると、カビが発生しやすくなり、アレルギーの原因となるダニも増殖しやすくなります。常に換気を行うことで、湿気を適切にコントロールし、これらの問題を防げるでしょう。 特に、トイレやお風呂場での24時間換気は、カビや悪臭の防止に非常に効果的です。 ●悪臭の防止 トイレやお風呂場は、悪臭がこもりやすい場所です。24時間換気扇を使用することで、常に新鮮な空気を取り入れ、悪臭の発生を防げます。特に、トイレのように閉鎖された空間では、換気が欠かせません。
24時間換気扇の1ヶ月の電気代
24時間換気扇を稼働した場合の電気代は、電力会社や使用する機器の種類・性能によって異なります。 <トイレの換気扇> トイレの換気扇を24時間稼働させた場合、機種別の電気代は表1の通りです。