国民民主党分裂!前原新党どうなる?国民民主党のメリットとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2023年12月6日に公開された動画のテーマは……国民民主党分裂!今後はどうなる? ゲストに乙武洋匡氏をお招きし、前原誠司氏の新党設立の動きについて語っていただきました。 乙武氏が考える国民民主党分裂のメリットとは? 【このトピックのポイント】 ・前原新党のネーミングはナンセンス。長くやっていくつもりはなさそう ・非自民・非共産を実現するなら京都市長選挙の方がよかったのでは? ・今後前原氏が大義を実現できれば「不義理」の評価が覆る可能性も
前原誠司氏 新党設立を表明
11月30日、国民民主党の前原氏は新党「教育無償化を実現する会」の設立を表明しました。 乙武氏はこのニュースに対し「新党設立は予想通り」とコメント。新党結成の報道を否定した数日後に記者会見を開いたことについては「信頼を失いますよね」と語りました。
ここで乙武氏は党名に着目。前原氏が離党を決意した背景にあるのは「政策本位で非自民・非共産の選択肢を作りたい」という考えであり、それに対し今の国民民主党が与党に寄りすぎていると感じたからとされています。 そうであれば、その考えを反映した党名にするべきであり、「教育無償化を実現する会」という党名は国民民主党がそのことに取り組んでいないように見える、というのが乙武氏の意見です。 MC鈴木邦和「政策を実現したいなら、この党名で出る意味があまりないんじゃないかって」 乙武氏「この党名で長くやって行くつもりがないってことの表れですよね」 MC鈴木「つまりは維新に合流すると」 乙武氏「どう考えてもそうでしょう」 新党の名前を最初に口にしたのが馬場伸幸氏だったこと、新党のメンバーが多い滋賀県に維新があまり候補を立てていないことから、今回の新党結成は以前から準備が進んでいたのではないかというのが乙武氏の予想です。 さらに乙武氏は小池百合子都知事の政治的センスの高さを引き合いにしつつ「小池百合子の魂が宿っていたら、京都市長選挙に出たほうが面白かったんじゃないかと思う」とコメント。 京都市長選挙であれば、前原氏の考える非自民・非共産路線の実現に近づく可能性があり、維新に行けば吸収されて埋没して終わる、というのがその根拠です。 新党設立によって国民民主党は4名のメンバーが抜けることになります。そのダメージについて問うと、乙武氏は見方次第で変わってくると語ります。 短期的、つまり次期衆院選までという視点で見れば議席が減ったこと、それによって政党交付金が減ることは大きな痛手です。 しかし、抜けるメンバーは前原氏以外は比例選出であるため、長期的に見れば今後は玉木雄一郎氏の考えに近い人をあてがえると見ることもできます。 いずれにしもて、これ以上小さくなると国政政党として大きな動きをすることは難しくなるのは必至。この状況をきりぬけつつ、次の選挙で空いた穴を上回る補充ができるかどうかが国民民主党の岐路となるかもしれません。