コウノトリ保護へCF…福井・小浜市が12月2日まで、「すみやすい環境を整備」
コウノトリのすみやすい環境を整えるため、福井県小浜市は、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。12月2日まで。
同市国富地区の巣塔に、兵庫県生まれの「誠」(雄)と島根県生まれの「はるか」(雌)が営巣。2021年以降、毎年ヒナが誕生している。今年生まれた4羽は「松ちゃん」「国ちゃん」(いずれも雄)、「宮ちゃん」「 敷にゅう ちゃん」(いずれも雌)と名付けられ、6~7月に巣立った。
CFは4回目で、目標金額は30万円。3000~3万円の5コースがある。寄付金は、巣塔の周辺でコウノトリの餌となるカエルやドジョウの生息環境を整備することなどに充てる予定。
今年巣立った4羽のヒナのうち、1羽が11月上旬に鹿児島県内で目撃されたといい、市の担当者は「コウノトリは全国各地へ飛んでいく。環境保全への支援の輪も県内外に広がれば」と話す。問い合わせは市環境衛生課(0770・64・6016)。