「なら瑠璃絵」開幕 幻想的な輝きと東大寺で観相窓開扉
「なら瑠璃絵」開幕 世界遺産に囲まれ幻想的な輝きを THEPAGE大阪
瑠璃色の星がいつまでも美しく輝きますように──。春日大社、興福寺、東大寺など奈良を代表する三社寺を幻想的な光の道でつなぐ「なら瑠璃絵」が8日夜に始まった。緑一面の奈良公園周辺が瑠璃色に染まり、多くの人の目を楽しませている。期間は14日まで。
瑠璃色の星がいつまでも美しく輝くように
このイベントは恒例のもので、それぞれの社寺で手を合わせることにより心が洗われ、幸せが訪れること、瑠璃色の星がいつまでも美しく輝くようになどの願いを込めて開かれている。 平日にもかかわらず、多くの人が開幕をまちわび、開幕イベントの歌を終えると同時に会場ではイルミネーションが一斉に点灯。大阪市内から来たという20代の大学生カップルは「地下鉄のポスターを見てきた。こんなにきれいとは思わなかったんで、すごくうれしい」と話し、記念撮影も楽しんでいた。
東大寺の大仏殿では観相窓を開扉
また、東大寺の大仏殿では、観相窓を開扉。ふだんみられる機会は限られており、神奈川県から旅行に来ていた60代の夫婦は「これはラッキーな時に旅行に来た。写真撮るの難しいから、目に焼き付けておく」と話し、2人でうれしそうに眺めていた。