ガーデニングを成功させる「土選び」で知っておきたい7つのこと
5. プランターや鉢には、「鉢植え用の土」を
ランからサボテンまで植物の種類に合わせて、さまざまな鉢植え用の土があります。たいていは保水性のレベルが異なっていて、緩効性の肥料(ゆっくり効くタイプ)が加えられています。 ほとんどのプランターや鉢は、穴が開いているか、低温で焼成した素焼きでできていて、水を通します。 そのため鉢植え用の土には、保水力を高めるためにバーミキュライトやパーライトなどの鉱物や、ココピート、ピートモスなどの有機物を含んでいます(天然資源であるピートモスは減少してきているためできるだけ避けましょう。ココヤシのハスクを原料にしたココピートがおすすめです)。 鉢植え用の土には、色のついた細かい粒も入っていることにお気づきでしょうか。それはおそらく緩効性の肥料で、時間をかけて植物に栄養を与えてくれます。 肥料の効果は永遠には続きませんから、鉢植え用の土は、毎年かき混ぜて、硬くなった箇所をほぐし、オスモコートなどの肥料を追加して活力をよみがえらせる必要があります。
6.「種まき用の土」は、赤ちゃんの毛布のようなもの
種をまくときは、特別な環境を整えたいものです。根がよく伸びるよう、空気を含んだふかふかの土を使いましょう。また、育苗トレイの各枠を満たせるよう、きめ細かい土でなければなりません。 デリケートな種や苗は「肥料焼け」を起こすこともあるため、種まき用の土には肥料が入っていないのが普通です。 鉢植え用の土でもうまくいくかもしれませんが、種まき専用の土なら、最適な環境を用意してくれますし、いつでも、袋単位で買うことができます。
7. 適切な土を選ぶことからはじめる
土が健康であるかどうかは、ガーデニングの成功を左右するもっとも重要な要素です。 健康な土とは、水はけがよく、適切な養分を蓄え、適度な水分を保つ土です。雑草がなく、植物をダメにするナメクジやカタツムリなどの害虫もいないのが理想です。驚くかもしれませんが、その多くは、あなたが管理できることなのです。
浅野美抄子(ガリレオ)