握手をしたチチャリート・翔暉、最上九、吉田綾斗

　22日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『有限会社山﨑工業様プレゼンツGRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉Xmas』が行われた。 　先月24日の後楽園ホール大会では、吉田綾斗がBASARAの大将である木髙イサミを制して2AW無差別級王座防衛を果たした。 　そんな吉田綾斗に挑戦表明を行ったのは、藤田ミノルが発足した謎のユニット【吉田綾斗だけ】のメンバーであるチチャリート・翔暉。同ユニットは普段から吉田だけを孤立させるような環境づくりに精を出し、キレる吉田を見てうっとりするという吉田への歪んだ愛情が形となったものという説もある。 　今大会のメインで行われた吉田とチチャリートの試合は、序盤からチチャリートがペースを掴むも、王者吉田はあっという間に攻守を入れ替える。最終的にチチャリートが吉田の隙を突いて一気に攻め込みフロラシオンまで持っていったものの、吉田が変形サムソンクラッチで切り返して3カウント。 　王座防衛を果たした吉田は「お前は【吉田綾斗だけ】から追放や。て思っててんけど、今日のチチャは良かったんじゃないですか？だから、むかつくとこ直してくれたらそれでいいから、ユニット追放はなしで。一緒に頑張っていこう」と絆を新たに。 　チチャリートが吉田にくっつくと「わかったわかったもう離れろ。邪魔やな！！ベタベタくっつくな！しつこい！この場を綺麗に終わらせようと思って一応言っただけや！最初から仲間だと思ったことない！」と、このユニットらしいマイクが続いたが最後はキッチリ王者としての吉田綾斗が大会を締めた。

王座を防衛した【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹

　また、セミファイナルでは2AWタッグ王座を持つ【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹と、BASARAの気鋭のタッグ【愛人タッグ】中野貴人＆神野聖人を迎撃。 　週3の食事＋週1のジムを共にするなどプライベートでも仲が良い愛人タッグに対し、ミサイルキッカーズは「滝澤が1度も食事に誘ってくれない」と若松がカミングアウトするほどのビジネスタッグ。絆の深さでは王者組が完敗を喫しているという構図だった。 　試合は互いにスピード感あるタッグワークを競い合う展開となり、最後は若松と中野の一騎打ちに。若松が逆エビ固めで中野を沈めて2度目の防衛を果たし、BASARAとの対抗戦で連勝を飾った。