<前田佳織里>「2.5次元の誘惑」インタビュー(1) 「にごリリ」は人生! 実はスポ根
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の橋本悠さんのラブコメディーマンガが原作のテレビアニメ「2.5次元の誘惑(リリサ)」が、7月5日午後10時半からTOKYO MX、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ愛知、MBS、テレQ、BS11、AT-X、アニマックスで順次放送される。ヒロインの一人の天乃リリサを演じるのが前田佳織里さんだ。「大きなターニングポイントになった作品」と熱い思いを語る前田さんに、同作の収録について聞いた。 【写真特集】前田佳織里 可愛く!熱く! 写真を一挙公開
◇少年を演じているつもりで
「2.5次元の誘惑」は、現実の女性に興味がなく、2次元のキャラクター・リリエルを愛するマンガ研究部部長の奥村正宗が、「リリエルになりたい」という3次元女子・天乃リリサと出会い、コスプレーヤーの情熱や思いに触れ、苦難を乗り越え成長していく姿を描いている。2019年に「少年ジャンプ+」で連載をスタートした。
原作はアニメ化が発表される前から人気を集めていた話題作だ。美少女キャラクターが印象的な作品ではあるが、前田さんが「スポ根なんです」と熱弁するように、熱さが大きな魅力になっている。
「絵柄がすごくかわいくて、最初はラブコメ要素がちょっと強めなのかな?と思っていたら、まさにジャンプでスポ根なんですよね。本当に情熱的な作品です。“好き”を追い求めるということは何か? 好きなものに本気になるとは?と教えてくれる深い作品です。私はスポ根が大好きなんです。人生を変えてくれたのが『はじめの一歩』ですし。『にごリリ(同作の略称)』も王道な作品です! それに絵がとにかく可愛くて、きれいです。女の子の描写の線の柔らかさが美しいですし、それぞれのキャラクターの骨格や体形も細かく描かれていて可愛いです」
前田さんが演じるリリサは、マンガやアニメが大好きな高校1年生。中学時代に初めて参加したイベントをきっかけに、リリエルへの愛をコスプレで表現しようとするようになる。おとなしそうにも見えるが、熱い思いを秘めている。