<前田佳織里>「2.5次元の誘惑」インタビュー(1) 「にごリリ」は人生! 実はスポ根
「最初の登場シーンはちょっと控えめなのですが、それは彼女の一部分で、熱血度合いは少年を演じているつもりで臨んでいます。少年のような熱い気持ちでせりふにぶつけるシーンも多く、もちろん可愛いところも持ち合わせてはいるのですが、中身はジャンプ作品の主人公のようなところを大切にしようとしています。リリサがすごいのは、“好き”という熱い気持ちを発すると、周りが動いてくれて、周りを動かす力を持っているところです。周りの心を動かせるくらいの熱さがありますし、自分がやりたいことに突き進んでいく格好よさもあります。可愛くもあるのですが、格好いいというところが強いですね」
◇収録の後は汗まみれ
「私もつらい時、アニメやマンガに力をもらい、2次元に救われた経験があります」という前田さんは、熱いリリサを熱く演じている。
「熱血キャラだと思って演じているところもあります。作品から伝わってくるメッセージがあり、一つ一つのせりふが重いシーンもいっぱいあるので、自分も本気でぶつからないとそれが伝わりません。全力でやらせていただいていて、収録の後は汗まみれになっています(笑い)。収録をしながら、青春を味わわせてもらえているようにも感じています」
奥村のことをいちずに思い続ける人気モデルの橘美花莉、新星レイヤーとして注目を集めるノノア(乃愛)ら個性的なキャラクターも続投と登場する。
「一人一人のキャラクターが丁寧に描かれていますし、それぞれの思いがすごくリアルです。美花莉ちゃんの奥村先輩に対する思いなど“好き”にもいろいろな種類があって、お互い認め合っているところがすごくいいですよね。それぞれ信念があり、それぞれコスプレをなぜ始めようと思ったかも違います。『にごリリ』は人生!と言っても過言じゃないくらい、人生を学べます」
インタビュー(2)に続く。