和歌山県海南市・市民防災公園の概要明らかに
和歌山県北部の海南市は、現在「市民防災公園」として拡張整備中のわんぱく公園の概要を明らかにしました。 わんぱく公園は海南市大野中(おおのなか)にあり、アスレチック設備などで遊べる市民の憩いの場として長年親しまれていますが、海南市が、公園を大規模災害時の復旧・復興拠点として拡張整備することを決め、現在閉鎖されていて、2026年春に「海南市民防災公園」として再開する予定です。 従来の「わんぱく公園」およそ11.6ヘクタールに隣接する、ため池と周囲の敷地およそ4.8ヘクタールが拡張されます。 拡張されるエリアには、イベントなどに使用できる芝生広場や新たな遊び場が整備されるほか、大規模災害時には警察や消防・自衛隊など防災関係機関の活動拠点や、応急仮設住宅用地などに利用されます。 また、既存の「わんぱく公園」エリアには、民間のカフェレストランや、バーベキュー施設、ドッグラン、マウンテンバイクの練習場などが整備されるほか、パワーショベルなどの重機の練習場も整備されます。 海南市では「平時に重機操作の練習や免許取得を容易に出来るようにすることで、大規模災害時に重機を扱える人材を身近に確保できる」とねらいを話しています。 市では、市民防災公園の設置に関する条例を開会中の12月定例市議会に提出し、2026年春のオープンを目指しています。