【給食費の無償化】福岡市が検討 県内ですでに取り組む自治体・見送る自治体 判断分かれる
北九州市の給食費は、小学校で月4300円、中学生で5400円です。物価が高騰する中、国の臨時交付金を活用しながら、給食費の金額を据え置いています。 ■中山課長 「こちらが、スチームコンベクションオーブンで調理をしているところです。」 メニューの幅を広げる新たな調理機器を、来年度までにすべての小学校に設置するため、およそ3億円の予算をかけています。 ■中山課長 「質を維持しながら、今まで以上においしい給食を提供したいというのが我々の目指すところです。」
専門家は給食費の無償化について、子育て世帯への支援としては“意義がある”とした上で、次のように指摘しました。 ■九州女子大学人間科学部・木村栞太講師 「暮らしている自治体によって、給食費が無償化されるのか否かという部分で、経済的負担が大きく違ってくる。財源を理由に無償化を足踏みしている自治体を(国が)財政的に支援する、国として支援のあり方は十分な検討が必要です。」 子どもたちが、毎日おいしく給食を食べられるように。無償化の効果を期待する一方で、自治体の間の格差をどう埋めていくのかの議論も、同時に進めていく必要がありそうです。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年12月17日午後5時すぎ放送