世界戦中止の井岡一翔がリング上からあいさつ 「13度目となる大みそかに勝利者インタビューとしてあいさつしたかった」
◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 〇堤駿斗 (8回TKO) レネ・アルバラード●(31日、東京・大田区総合体育館) メインイベントで世界戦を戦う予定だった前WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者でWBA同級6位・井岡一翔(志成)がセミファイナル終了後、リングに上がり、ファンに思いを告げた。 7月に判定負けしたWBA世界同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)へのリベンジを目指していた井岡だったが、王者のインフルエンザ感染で試合は中止となった。井岡は「今日、自身13度目となる大みそかの日にマルティネス選手にリベンジした姿をお見せして勝利者インタビューとして皆さんにごあいさつしたかったが、こういう形になってしまい、本当に申し訳ないです。ただ、これで終わった訳ではない。マルティネス選手と試合ができるように交渉してもらいます」と話した。 井岡、マルティネスともに対戦を望んでおり、両陣営は2~3月の対戦を目標に交渉を進める予定。井岡は「必ず世界チャンピオンになる姿を見せます」と約束した。 メインではWBA世界スーパーフェザー級9位・堤駿斗(志成)が同14位レネ・アルバラード(ニカラグア)に8回TKO勝ち。井岡は試合後、リングに上がり、自分に代わって見事に勝利で、2024年最後のプロボクシング興行を締めた後輩を祝福した。
報知新聞社