シーホース三河のジェイク・レイマン、リーグ2年目を迎えたゲームチェンジャーの自信「3番は僕の本来のポジション」
第4クォーターで3ポイント8本成功の33得点
12月22日、シーホース三河はホームで川崎ブレイブサンダースと対戦。持ち味であるアップテンンポなオフェンスで得点を重ねて主導権を握り、危なげない展開で97-65と圧勝した。同一カード連勝の三河は、これで今シーズン16勝目(8敗)。敗れた川崎は、痛恨の10連敗で今シーズン20敗目(4勝)を喫した。 試合の立ち上がりから、三河は攻守の素早い切り替えから川崎のディフェンスの体勢が整わないうちに次々とゴール下にアタックし、高確率でシュートを沈める。特に前半だけで22得点を挙げたダバンテ・ガードナーの活躍により、10点リードでハーフタイムを迎える。 後半に入っても三河のペースで試合は進み、第4クォーターにはジェイク・レイマンを中心にこのクォーターだけで3ポイントシュート8本成功と長距離砲が爆発、集中力とインテンシティが落ちた川崎を圧倒し、第4クォーターで33得点を叩き出す快勝だった。 レイマンは第4クォーターだけで3ポイントシュート5本中4本成功の15得点と大爆発。試合全体でも19得点に加え、4️ブロック4リバウンドと攻守にわたって活躍した。 「僕たちにとって大事な週末でした。同じ地区の相手に連勝できたことは大きく、みんなを誇りに思います。昨日の接戦を終え、今日はディフェンスにフォーカスして相手を止めることができました」 こうレイマンは試合を振り返り、第4クォーターについては「打ったシュートは絶対に入るという感覚でした。そしてチームメイトが、僕が当たっていることを理解して、オープンショットを打たせてくれたおかげです」とゾーンに入ったことを明かす。 チーム2年目のレイマンは、昨シーズン出場した58試合のうち37試合に先発出場。しかし、今シーズンはここまで21試合出場で先発は1試合のみと、シックスマンの役割を担っている。 スタッツを見ると昨日の試合終了時点で平均13.9得点、3ポイントシュート成功率37.1%、5.9リバウンド、2.4アシストと、昨シーズン(平均15.3得点、3ポイントシュート成功率35.4%,、5.8リバウンド、1.8アシスト)と違いはほとんどない。だが、出場時間内の得失点差は、昨シーズンの+2.8から10.1と大きく向上。ちなみにこれは今の三河でトップかつ2位の石井講祐(5.9)を引き離すダントツの数字だ。 これは一つの指標に過ぎないが、三河のライアン・リッチマンヘッドコーチは「彼は間違いなく私たちのゲームチェンジャーです」とレイマンの貢献を高く評価する。「ベンチから出てくる役割をしっかり理解してよくやってくれている。オフェンスでもディフェンスでも、ゲームの流れをしっかり変えてくれます」