シーホース三河のジェイク・レイマン、リーグ2年目を迎えたゲームチェンジャーの自信「3番は僕の本来のポジション」
「本来のジェイク・レイマンの姿を見せられている」
レイマンはここまで試合に大きなインパクトを与えている要因について、「昨シーズンに比べ、間違いなくこのリーグのことをよく理解できています。BリーグはFIBA、NBAと違います。ルール、レフリング、スペーシングなどいろいろなことを把握できたことで、より気分良くプレーできています」と、Bリーグ2年目による慣れを挙げる。 また、今の好調をもたらしている点として、シェーファー・アヴィ幸樹を起用するビッグラインアップで、NBA時代のポジションである3番でプレーできる機会が増えていることも大きい。リッチマンヘッドコーチは、「昨年、私はこのリーグの性質、特徴を学び、レイマンの3番起用が大きなアドバンテージになると学びました」と語る。そして、レイマンの3番起用におけるシェーファーの存在の大きさを強調する。 「昨シーズンはアヴィが故障から復帰したのが終盤でした。それが今シーズンは最初からいてくれます。彼の貢献は、ボックススコアに数字として現れる部分ではないですが、良いパフオーマンスを見せています。そして、彼が4番、5番でやってくれることで、ジェイクがナチュラルポジションの3番でプレーする環境を作れています」 レイマンも、3番でプレーできることの快適さとシェーファーへの感謝を語る。「3番は僕の本来のポジションで、アヴィがいることの恩恵を受けています。彼のおかげでビッグラインアップの3番でプレーできる。彼が復帰して元気にプレーしてくれているのは幸運です」 レイマンは「今、ファンの皆さんに本来のジェイク・レイマンの姿を見せられていると思います。昨シーズンは背中の故障から復帰で、調子を取り戻すのに苦労しました。それが今シーズンは最初から万全の状態でプレーできています」と笑顔を見せる。 206cmのサイズがありながら機動力に優れたレイマンがクイックリリースから放つ3ポイントシュートは、相手にとってはブロックするのが至難の業だ。さらに「オフシーズン、ボールスクリーンを使ってのプルアップスリー、ゲームメークについてよりワークアウトをしました」と語るように、今シーズンはキャッチ&シュート以外のバリエーションも増えている。 リーグ2年目によるアジャストメント、コンディションの向上、本来のポジションでプレーできていることなど、いろいろな要素が絡みあうことで今、レイマンのスタッツに出てこない支配力は着実に上がっている。実績十分な先発陣に、シックスマンに本来のプレーを取り戻したレイマンを有する三河の底力は、昨シーズンより間違いなく向上している。