西田敏行さん、最後のドラマ出演作「ドクターY」で唯一無二の名演! 主演の勝村政信も「とても泣けるドラマ」と自信
シリーズ完結作「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の公開が控える米倉涼子主演の人気ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のスピンオフドラマ「ドクターY 外科医・加地秀樹」の最新作が、11月30日午後9時から2時間スペシャルで放送される。本作には10月17日に逝去した西田敏行さんが特別出演しており、その唯一無二の演技が見られる最後のドラマとなる。 【フォトギャラリー】西畑大吾、及川光博が親子役で共演<場面写真> 2016年に誕生した「ドクターY」は、群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む「腹腔鏡の魔術師」こと外科医・加地秀樹を主役に据えた人気シリーズ。第7弾となる今作には、劇場版にも出演する西畑大吾(「なにわ男子」)、及川光博、そして米倉ら「ドクターX」ファミリーが集結する。 物語は、加地(勝村)がギャンブルでボロ負けし、借金地獄に突き落とされるところからスタート。最悪なことに、加地が溶かした金は“病院長・蛭間重勝(西田さん)に届けるはずだった病院の資金”。怯えまくる加地や、その加地と御意三兄弟の海老名敬(遠藤憲一)、原守(鈴木浩介)、神原晶(岸部一徳)を前に次々と蛭間節が炸裂する。 西田さんは、「ドクターX」第2シリーズ(13)から劇場版まで11年にわたって、腹黒くも愛嬌のある蛭間役を演じてきた。今作でも、威圧感とコミカルさが絶妙に交錯する名演を見ることができる。 本作のカギとなるのは、笑顔ひとつ見せない冷徹さで、指導医となった加地を追い詰めるワケあり医学生・東村練(西畑)と、なぜか名字の違う練の父・楠田永吾(及川)が織りなす複雑な親子の物語。さらに、海老名と医学生の愛娘・彩(富田望生)のほっこりする親子の物語も描写し、コメディー色が強かった過去作とは一転し、笑って泣けるハートフル医療ドラマを紡ぐ。 主演の勝村は「これまでは『ドクターX』という母艦からなるべく離れ、同じ方向に行かないよう頑張ってきましたが、今回の『ドクターY』はちょっと寄せてしまってる感がありまして…。“とても泣けるドラマ”に仕上がってしまいました! 素晴らしいゲストの皆様の力をお借りして、『Y』にまた弾みがついたんじゃないかなと思っています」とコメント。 しかし、「Y」らしさは健在で、ラストには大ヒットインド映画「RRR」(22)がアイデアの発端になったという“謎まみれのエンディング”を用意。勝村は「今回も山田勇人監督は絶好調! 実に『Y』らしい、ワケの分からないエンディングも演出してくださいました。米倉涼子さんから『ラストを見たら、話が全部飛んだ』という感想が届いたほど、ふざけたラストとなっています(笑)」と自信をにじませている。 「ドクターY」のラストでは劇場版の特別映像も初公開されるほか、劇場版公開初日の12月6日午後8時から、ビートたけしや伊野尾慧(「Hey! Say! JUMP」)らが出演した16年7月放送の「ドクターX 外科医・大門未知子 スペシャル」が再放送されることも決定。 11月30日午前11時からは「緊急特番!『劇場版ドクターX』見どころ大放出SP」、12月7日午後1時半からは「祝公開記念!『劇場版ドクターX』魅力大解剖SP』も放送。12月2日からは、テレビ朝日の情報番組「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」「大下容子ワイド!スクランブル」で連日、企画が展開される。12月3日放送の『グッド!モーニング」では、西田さんが亡くなる9日前に収録した「米倉涼子×西田敏行スペシャル対談」がオンエアされる。(※番組内容は変更の可能性あり) 勝村のコメントと「ドクターY 外科医・加地秀樹」のあらすじは以下の通り。 【勝村政信(加地秀樹・役)】 これまでは「ドクターX」という母艦からなるべく離れ、同じ方向に行かないよう頑張ってきましたが、今回の「ドクターY」はちょっと寄せてしまってる感がありまして…。“とても泣けるドラマ”に仕上がってしまいました! そこがちょっと悔しくもあると同時に(笑)、素晴らしいゲストの皆様の力をお借りして、『Y』にまた弾みがついたんじゃないかなと思っています。というのも…ミッチー(及川光博)がいなければ、これほど泣けるドラマにはならなかっただろうし、西畑大吾くんも「劇場版ドクターX」とはまるで違うキャラクターとして描かれている役どころを、見事に演じ分けてくださっています。 そして、今回も山田勇人監督は絶好調! 実に『Y』らしい、ワケの分からないエンディングも演出してくださいました。米倉涼子さんから「ラストを見たら、話が全部飛んだ」という感想が届いたほど、ふざけたラストとなっていますが(笑)、山田監督も「めちゃくちゃ面白い」と自分で褒めていましたから! 間違いないと思います。 【「ドクターY 外科医・加地秀樹」 あらすじ】 群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む男、「東帝大学病院」の外科医・加地秀樹(勝村政信)が、愛してやまない金にあっさり裏切られる緊急事態が発生した。病院長・蛭間重勝(西田敏行)のお使いで訪れたシンガポールで、ギャンブルに興じて大ばくちに出るも、ボロ負け。預かった病院の資金までも溶かしてしまい、借金地獄に突き落とされてしまう。 しかし、「東村練(西畑大吾)を医者にしないでください」という依頼が舞い込み、遂行できれば、神原晶(岸部一徳)が多額の借金を肩代わりしてくれるという。東村練とはスチューデントドクターとして、東帝大学病院で臨床実習を行っている医学生。背に腹は代えられない加地はすぐさま、指導医として練に接近する。 しかし、練は成績こそトップだが、態度は史上最悪。加地に対しても不遜な態度で、「あなたから教えてもらうことは何ひとつありません」と言い放つ。海老名敬(遠藤憲一)の娘であるスチューデントドクター・彩(富田望生)から寄せられる恋心も、陰で冷徹に踏みにじる練。そんな中、練の父親が楠田永吾(及川光博)であることが発覚。その事実を知った瞬間、加地の脳裏に封印していた18年前の記憶がよみがえる。