大仁田厚、FMW時代の付き人・マンモス佐々木との3年ぶり師弟タッグで快勝「安心できるいいパートナーです」
◆大仁田厚デビュー50周年記念特別参戦「LEGEND OF THE F」大会(1日、東京・六本木、バーレスク・アネックスYAVAY) 「邪道」大仁田厚のレスラーデビュー50周年を記念した大会が六本木のナイトクラブ「バーレスク・アネックスYAVAY」で開催された。 バーレスク東京の女性ダンサーによるダンスとプロレスの融合という初の試みとなった大会のメインイベントで、大仁田はYAVAY式スクランブルバンクハウス有刺鉄線トルネードデスマッチで、FMW時代、最後の付き人を務めたマンモス佐々木、佐野直と組んで、B・ジェイソン、B・フレディ、B・レザーの怪奇軍と激突した。 現在、プロレスリングFREEDOMS所属の佐々木は97年、大仁田に憧れて大相撲力士からレスラーに転身。最後の付き人を務めた経歴を持つ。 大仁田と佐々木がタッグを組むのは、2021年に肝臓がんのため亡くなった保坂秀樹さん(享年49)の追悼マッチ以来3年ぶり。そんな愛弟子とのタッグで「邪道」は大暴れ。 ナイトクラブに詰めかけた超満員60人の観客の前でギター、バット、竹刀、大型バケツ、有刺鉄線ボードとすべての凶器を持ち込んでの大乱戦はゴング前から大仁田がジェイソン、フレディーと次々とバット、ギターで殴打。さらにDDTで叩きつけると、佐々木と2人がかりでフレディーを有刺鉄線ボードに叩きつけた。 顔面への毒霧噴射。客席のど真ん中での長机へのパイルドライバーとやりたい放題の「邪道」。最後も佐々木が高角度のノーザンライトボムでグロッギー状態に追い込んだフレディーを大仁田がパイプいすでの脳天殴打で完全KO。3カウントを奪った。 快勝後、愛弟子・佐々木に称賛された大仁田は「やっぱり、佐々木は安心できるいいパートナーです」とポツリ。この言葉を受けた佐々木は「そう言っていただけて、やって来た甲斐がありました。感無量です」と感動の面持ちを浮かべていた。(中村 健吾)
報知新聞社