アーセナル、得意のセットプレー2発でリーグ3連勝!攻撃陣不発のマンチェスター・Uはアモリム体制初黒星
現地時間4日、イングランド・プレミアリーグは第14節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。 【動画】セットプレーから2発! これ以上、首位リヴァプールの独走を許すわけにはいかない2位のアーセナルは、前節のウェストハム戦から先発4人を入れ替え、マルティネッリ、トーマス、キヴィオル、ジンチェンコを先発起用。負傷からの復帰を目指す冨安はメンバー入りしていない。 一方、アモリム体制初勝利を手にしたばかりのユナイテッドは先発6人を入れ替え、エヴァートン戦快勝の立役者となったラッシュフォードやディアロをベンチに置き、前線はホイルンド、ガルナチョ、マウントが先発起用された。 開始早々、高い位置でボールを奪い、ハヴァーツの落としをマルティネッリが押し込んでネットを揺らす。しかし、これはハヴァーツがオフサイドポジションにいて取り消しとなった。 早々に決定機が生まれたものの、その後はユナイテッドがアーセナルの良さを消すような形で戦い方で膠着状態が続き、シュートチャンスがほとんど生まれない展開に。アーセナルはサカのドリブルや得意のセットプレーからユナイテッドゴールへと迫るが、守備時は5バックで構えるユナイテッドの守備をなかなか攻略できない。 逆にカウンターを仕掛けたいユナイテッドも思うようにホイルンドまでボールを運ぶことができず、ガルナチョやマウントが前を向いて仕掛ける場面も非常に少ない。リスクを冒してまで攻撃に人数をかけることはせず、まずは無失点という意識が感じられる前半の戦い方だった。 互いに枠内シュート0本のまま、無得点で迎えた後半、ユナイテッドはマラシアに代えてディアロを投入。前半は非常に堅い試合展開だったが、後半は早々に試合が動く。54分、ライスの左CKをニアサイドに飛び込んだティンバーが頭で逸らし、アーセナルが得意のセットプレーから均衡を破った。 先制されたユナイテッドは58分、マウント、ガルナチョ、マグワイアを下げてラッシュフォード、ザークツィー、そしてこれが公式戦デビューとなる負傷明けのヨロを投入し流れを変えようと試みる。67分には、右サイドからのFKをファーサイドのデ・リフトが頭で合わせるも、ゴール右を捉えたヘディングはGKラヤが横っ飛びではじき出した。 リードしているアーセナルは71分、マルティネッリとジンチェンコを下げてトロサールとメリーノを投入。迎えた73分、サカの右CKをファーポストでフリーとなっていたトーマスが頭で折り返すと、ニアにいたサリバに当たってゴールに決まり、アーセナルが追加点を挙げた。サリバはこれが今季初ゴール。 2点ビハインドとなったユナイテッドは79分、ホイルンドに代わってアントニーを投入。86分にはゴール前のFKを直接狙わず、ブルーノ・フェルナンデスがサインプレーでエリア内左に走り込んだアントニーにパスを出すが、トラップしてからのシュートはGKラヤが正面ではじき返した。 90分にウーデゴールを下げてジョルジーニョを投入したアーセナルは、アディショナルタイムの4分間も含めてユナイテッドの反撃をゼロに抑え、リーグ3連勝。敗れたユナイテッドはアモリム監督就任後、初の無得点で初黒星を喫することとなった。 ■試合結果 アーセナル 2-0 マンチェスター・U ■得点者 アーセナル:ティンバー(54分)、サリバ(73分)