『邪』を『祓う』縁起物「ジャバラ」の収穫始まる 猛暑でも”冬の味覚”は生育上々「相生カキ」
関西テレビ
黄色く色つき始めた「ジャバラの実」和歌山県北山村では、農家の人が一つずつ丁寧に実を摘み取っていきます。 ジャバラはゆずなどの仲間で『邪』を『祓う』という名の通り、食べると邪気が払われると言われていて、縁起物として親しまれています。 種が少なく独特の酸味が特徴で、今年は、夏に暑い日が続いたため、例年より少ない100トンほどの収穫が見込まれるということです。 【宇城公揮さん】 夏に雨が降らなくて大分困ったんですけど、水撒きも頑張ってやって、例年くらい良い実がなったんじゃないかなと思っています。 ジャバラの果実をお酒に混ぜたりだとか、これからのシーズン鍋にしぼってもらったりだとか皮も果汁も楽しんでもらえたらなと思います摘み取られた実の大半はジュースやポン酢に加工され、販売されます。 海から次々と水揚げされるのは、兵庫県相生市の特産「相生カキ」です。 相生湾は山から豊富な栄養分が流れ込みプランクトンが豊富なためカキの養殖が盛んで通常は食べごろになるまで2年ほどかかりますが、種付けから半年ほどで出荷できる大きさに成長します。 今年は、猛暑の影響で初出荷が例年より2週間ほど遅れましたが、出来栄えは上々ということです。 【かき養殖生産協議会・福本英作会長】 相生産のカキは、小さくなりにくいので加熱しても、鍋料理とかに向いているのでぜひ食べてください。 水揚げ作業は来年春先ごろまで続けられます。
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