勢い続くソフトバンク 若手の正木、広瀬が躍動―プロ野球
交流戦を12勝6敗の2位で終え、リーグ戦が再開して最初の試合も快勝した。 ソフトバンクの強さに陰りは見られない。 慶大出身の若手2人が躍動した。まずは一回。今季初めてスタメンで起用された3年目の正木が2死一、三塁で中前へ適時打。「チャンスで回してくれたので、続いていこうと気合が入った」。四回には二塁の定位置を狙う新人の広瀬が右翼席へ2号ソロ。「自分のスイングで仕留めることができた」と振り返った。 大黒柱の柳田が負傷で離脱中。4番山川は22試合連続で本塁打がなく、交流戦は18試合で3打点と調子が戻らない。決して良いとは言えないチーム状況でも勢いが落ちないのは、若手の奮闘が大きいだろう。 2軍で好調をアピールし、この日1軍昇格を果たした正木について、小久保監督は「今の状態で上(1軍)で打てなかったら、ちょっと厳しかった。危機感を持ってくれている」。チャンスを生かしたプレーと気迫をたたえた。