コーセーが中長期ビジョン、中華圏市場への偏重を転換
Shinichi Uchida [東京 11日 ロイター] - コーセーは11日、中華圏市場偏重から転換してグローバルサウス市場に重点をシフトすることなどを盛り込んだ中長期ビジョンを発表した。 2030年度の海外売上比率を50%以上とする目標を掲げ、23年度に63%の日本は50%に、グローバルサウスは3%から12%に、中華圏は8%から9%に、北米は17%から20%にする。 30年の営業利益率は12%以上、投下資本利益率(ROIC)は10%以上を目指す。売上高は年平均成長率で5%以上を打ち出した。26年1月めどに純粋持ち株会社体制への移行することを検討する。 中国事業を巡っては24年1─9月期累計期間に構造改革を実施。在庫処分などの事業整理損として39億5300万円を計上した。