限定ウイスキー完成 砺波新市20周年記念 赤い色味、香り華やか
●12日から販売開始 砺波市の新市誕生20周年を記念した限定オリジナルウイスキーが完成し、11日に同市三郎丸の若鶴大正蔵でお披露目された。赤みがかった色味と華やかな香りが特徴で、公募で集まった20~30代の男女5人が商品企画に携わった。12日から市内5カ所で販売する。 市がウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」(砺波市)を運営する若鶴酒造に協力を呼び掛け、20周年記念事業として企画した。 5人は会社員の田畑翼さん(31)、大学生の水木光之進さん(22)、会社員の山田哲也さん(31)、会社員の竹宮侑志さん(24)、大学生の戸口舞香さん(22)。いずれも市内在住または市内に勤務している。 商品名は「TONAMI×三郎丸プロジェクト 20周年ブレンデッドウイスキー」(200ミリリットル、2200円、税込み)で、800本限定で取り扱う。ウイスキー自体に甘みをつけて初心者にも飲みやすく仕上げており、同社のウイスキーの特徴であるスモーキーさも感じ取れる。 ●若い世代も味わって 5人は5月から事業に着手。若鶴酒造の用意した3種類のブレンドから選び、商品の方向性を話し合い、ラベリングや箱詰めに取り組んだ。 散居村に沈む夕日の写真をチューリップの形に切り取ったラベルを採用し、ウイスキーの暖かく穏やかな味わいを砺波のイメージに重ねてほしいとの思いも込めた。5人は「砺波の伝統と文化を幅広く伝えるとともに、若い世代にも味わってほしい」と意気込んでいる。 ●販売先は以下の通り。 若鶴大正蔵、道の駅砺波、道の駅庄川、イオンスタイルとなみ、やまや砺波店