【MLB】 最終回5点リードからドジャースが逆転負け 大谷のMLB通算200号含む2安打の活躍実らず
【ドジャース9-11×タイガース】@コメリカ・パーク
日本時間7月14日、ドジャースはタイガースとの3連戦の2戦目に9対11でサヨナラ負け。最終回まで9対4と大量リードしていたが、タイガースの7番コルト・キースの同点2ランを含む6安打5得点の猛攻を浴び、土壇場で試合は同点に。タイブレークに突入した10回裏、代打ジオ・アーシェラにサヨナラ2ランを許し、ドジャースは9対11でサヨナラ負け。それぞれ10回に登板したタイガースのウィル・ベストに2勝目(3敗)、ドジャースのヨハン・ラミレスに4敗目が付いた。「1番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は、MLB通算200号を含む4打数2安打の活躍を見せた。 【動画】大谷翔平の通算200号本塁打(MLB.comより) ドジャースは初回、1番大谷の三塁打を足がかりに内野ゴロの間に1点を先制。2対2と同点になって迎えた5回には1番大谷がライトスタンドに今季29号、MLB通算200号となるソロ本塁打を放ち、加えて6番ギャビン・ラックスの2点タイムリーで5点目を追加。タイガースは5回、9番ライアン・ビレイドと1番アンディ・イバニェスの連続ソロ本塁打で1点差まで追い上げたが、その後もドジャースの攻勢を止められず。ドジャースは6回に大谷の内野ゴロの間に6点目、7回には7番キケ・ヘルナンデスの5号2ランで8点目、8回にも四球で出塁した大谷が生還して9点目を挙げた。 9対4とリードを広げて迎えた最終回、ドジャースは5番手リッキー・バナスコが一死も取れずに3失点を許してしまう。たまらず守護神エバン・フィリップスを投入したが、なおもタイガース打線の反撃は止まらず。6番カーソン・ケリーのタイムリーで2点差とされると、7番キースに10号同点2ランを浴び、試合は振り出しに戻った。 タイブレークの10回表一死2塁では大谷に打席が回ったが、タイガースは当然、申告敬遠を選択。その後の死球で一死満塁のピンチを招いたものの、3番フレディ・フリーマンのセンターに抜けるかという当たりを遊撃のザック・マキンストリーが滑り込みながら好捕。タイブレークを無失点で切り抜ける美技ダブルプレーを決めた。勢いに乗ったタイガースは10回裏、代打ジオ・アーシェラがサヨナラ2ラン。9回の劇的な同点劇から逆転勝利を手繰り寄せた。 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場。1回表先頭の第1打席はチェンジアップを拾ってライト線に落とす技ありの三塁打、3回表無死2塁の第2打席は空振り三振、5回表先頭の第3打席は真ん中付近のチェンジアップをすくい上げてライトスタンドへ。これがシーズン29号・MLB通算200号の本塁打となった。MLB通算200号は日本人選手としては初の快挙。さらにこの一発は、ドジャースの球団新記録となるオールスター前に56本目の長打に。記録づくめの本塁打となった。その後の第4打席は併殺崩れのセカンドゴロ(打点はつかないが、その間に6点目が加わった)に倒れたが、第5打席は四球で出塁し、23個目の盗塁でチャンスメイク。そしてタイブレークの10回表一死2塁で回ってきた第6打席では申告敬遠された。今日の試合を終えて、シーズン成績を打率.314、OPS1.037、29本塁打、23盗塁としている。
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