カレーで町おこし 地域グルメ化へ冊子発行―南伊豆
南伊豆町は、町内でカレーを提供する店舗が20以上あることに着目し、事業者らと協力してカレーを活用した町おこしに向けて動き出している。その一環として今月、町内のカレー提供店を紹介する冊子「南伊豆Curry Love(カレーラブ)」(A6判、24ページ)が町商工会から発行された。1万部を用意し、同商工会や町観光協会、掲載店舗などで無料配布している。 ■20店舗紹介 1万部を配布 岡部克仁町長が提供店の多さやカレーに特化した飲食イベントが開かれたことから南伊豆を「カレーの集積地」と考え、地域グルメ化と新たなまちづくりにつなげる第一歩として冊子作りを提案。製作には伊豆食品衛生協会南伊豆支部が協力した。 冊子では「南のカレーに会いに行こう」のフレーズとともに、年間を通じてオリジナルメニューを提供している20店舗を紹介している。メニューはベトナムカレーやカレーパン、カレーを使ったつけ麺・クレープ・レトルトの土産品など多種多様。料理の写真を大きく掲載し、値段と特徴、店舗の営業時間なども掲載した。 岡部町長は「特色あるカレーと冊子が誘客の一つのツールとなって地域が盛り上がれば幸い。冊子を持って店を回ってもらい、新たな発見をしてほしい」と期待し、「町おこしに向けて事業者や関係団体の取り組み、イベントを支援していきたい」と話した。 デジタル版も作製した。問い合わせは同商工会〈電0558(62)0675〉へ。
伊豆新聞デジタル