ツール・ド・九州、本番コースを一般参加50人が試走「海沿いの風が強く、影響を受けるのでは」タイムトライアルも実施
開幕まで1カ月を切った国際自転車ロードレース大会「マイナビ ツール・ド・九州2024」のコースを走る参加型イベントが16日、福岡県岡垣町で実施された。県内外から集まった10代~60代の50人が福岡ステージのスタート地点・岡垣サンリーアイから約24キロのコースでサイクリングを楽しんだ。 ■「ツール・ド・九州2024」選手たちが観戦ポイントを解説 イベントは、福岡を拠点に活動するプロ自転車チーム「VC FUKUOKA」が主催。参加者はマイナビ ツール・ド・九州2024の最終ステージとなる岡垣エリア・玄界灘沿いの景色を楽しみながらペダルをこいだ。 ゲスト参加したサイクリスト、WING PLUSの牧瀬翼さんは「全体的に平坦で走りやすかったが、海沿いの風が強く、ツール・ド・九州の選手は、風の影響を受けるのでは」と語った。 標高120メートルの急な坂道を約1.3キロ上る「ヒルクライム」のタイムトライアルもあり、北九州市の会社員、島岡健太さんが優勝。「糸島でのヒルクライムチャレンジは過去3回、準優勝だった。調子は良くなかったが、ようやく優勝できた」と笑顔を見せた。 岡垣町おかがきPR課の井上悠太さんは「地元のVC FUKUOKAとサイクリストが一体となっていた。ツール・ド・九州のスプリント賞には波津海岸(八幡屋前)やぶどうの樹ワイナリーなど観戦ポイントを設けている。本番も是非、観戦に来てほしい」と話した。 「マイナビ ツール・ド・九州2024」は10月11~14日の4日間にわたり、福岡、熊本、大分の3県を舞台に国内外のトップ選手が九州の街や自然を駆け抜ける。 10月20日には、福岡市西区のいとLab+でヒルクライムチャレンジが行われる。参加者50名を募集している。
西日本新聞社