真夏に酷使した愛車の「おつかれメンテ」6項目…短い秋にチェックしておきたいポイントを解説します
バッテリー
オイル以外では盲点になりがちなのがバッテリーだ。バッテリーというと寒さに弱いイメージだが、適正温度とされるのは25度で、あまりに高い熱にさらされると劣化や破損の原因になるので注意したい。最近のバッテリーはメンテナンスフリー化が進んでいて、以前のようにサイドで液量を確認することはできないが、上部についている充電状態を示すインジケータで確認したり、不安な場合はディーラーや修理工場、電装品専門店で点検してもらうといいだろう。
エアコン
そのほか、酷使されたという点ではエアコンだ。まさに酷使という言葉ピッタリなだけに、コンプレッサーの性能低下やガス抜けなどが起こる可能性は高くなるし、修理工場などでもここ数年、夏前からエアコントラブルで入庫するクルマは増えているという声はよく聞かれる。外部からの熱はシステムに対してストレスだし、車内はよく冷やしたいというダブルのストレスがかかるだけに当然だろう。冷えが悪くなったと思ったら、夏の終わりに一度、ガス圧などを確認しつつ、快適の肝でもあるエアコンフィルターや冷却の要である冷却水の点検も行っておきたい。
近藤暁史(KONDO Akifumi)