喜界島など6地点で史上最高気温 7月平均、8月も高温続く 奄美群島
鹿児島県奄美群島内に気象庁が設置している観測地点の統計データによると、7月の平均気温は8地点のうち6地点で観測史上1位となり、残り2地点も同2位と3位だった。8月に入っても瀬戸内町古仁屋で4日に最高気温35・2度、伊仙町で12日に同35・8度の観測史上最高気温を記録するなど厳しい暑さが続いている。奄美市名瀬では13日、最高気温が35・1度に達し今年13回目の猛暑日(最高気温が35度以上)となった。過去最多の1942年の日数に並んだ。 月平均気温は、毎日の平均気温の月間の平均値。観測史上最高となったのは喜界島(29・9度)、笠利(30・0度)、名瀬(29・9度)、古仁屋(29・8度)、天城(30・2度)、伊仙(29・9度)の6地点。与論島(30・1度)は史上2位、沖永良部(30・0度)は同3位だった。 日の最高気温は瀬戸内町古仁屋と伊仙町のほか、7月20日に天城町(35・9度)、同月21日に与論町(34・9度)で観測史上最高値を記録した。 名瀬測候所によると、気温が高くなっている主な要因は平年に比べ▽太平洋高気圧の勢力が強い▽偏西風が北方向へ蛇行し、南からの暖かい空気が日本へ流れ込んでいる▽晴れの日が多く日照時間が長い―の三つ。今後1カ月は平年よりも気温が高い状況が続く見込みという。
奄美の南海日日新聞