学習を確実に定着させる2つの「アウトプット術」
TikTokを(勉強していなければいけない時間に…)見ているのであれば、「声に出す」というノートの見直し方が流行っているのを見たことがあるかもしれません。 勉強した内容を効果的に記憶するためのアウトプット方法は、「声に出す」メソッドを含め主に2つあり、どちらも想起練習や全体的な記憶定着に役立ちます。 ただし、スマホをいじったりせずに集中するのが肝です。ですから、この記事を読んだら、ぜひスマホを手放してやってみてください。
1. ノートを見直したり、書き加えることで記憶に定着させる
まず1つ目のメソッドは、ノートや教材に目を通したあと、それらを片付けて白紙を1枚用意。そして、勉強したテーマについて覚えていることをすべて書き出します。 そうすることで、記憶から情報を取り出す「アクティブリコール」を使う力を高めることができるのです。 初めは時間を気にする必要はありません。その代わり、思い出せることをすべて書き出すことに集中しましょう。 書き終えたら、もう一度ノートや教材に目を通し書き忘れたことを確認し、その情報を別の色のペンを使って同じ紙に書き込みます(ノートを取る時に使う色は思っている以上に重要です)。 書き忘れたことがあっても気を落とすことはありません。これは、自分が理解している概念と、さらに学習が必要な概念とを識別するのに役立つからです。 ノートを見直したり書き加えたりするたびにこのプロセスを繰り返し、新しい情報を記憶に一層定着させ、必要な時に思い出す訓練をするといいでしょう。そうすることで、よりリラックスして試験本番に挑むことができます。
2. 口に出して覚える勉強方法で効率的に学ぶ
「声に出す」勉強メソッドとしては、思い出せることをすべて、書き出すのではなく実際に声に出します。 文字のノートの代わりに音声のノートを取り、生産効果を利用して脳に情報をしっかり保存させましょう。そのトピックについて話せることを出し尽くしたら、またノートを見ながら、言い忘れたことがないか注意しつつもう一度聞いてみます。 再度、思い出すことができた情報や言い忘れたことをすべて声に出して録音しましょう。最終的には、勉強に役立つ完璧な「自分用ポッドキャスト」ができあがります。 詳細を網羅した音声ノートはどこにいても聞くことができ、声に出して話すだけでなく情報を繰り返し耳にするという記憶上のメリットを享受することができます。 ──2023年11月15日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 「最高効率の学び方」の記事をもっと見る>> 訳: 白井樹(OCiETe) Source: TikTok
ライフハッカー・ジャパン編集部