「亡くなった親に対する本音も」10代から両親の金銭トラブルに苦しんだ西村ゆかを救った夫ひろゆきの「言葉」
匿名掲示板『2ちゃんねる』の開設者でもあり、論破王の異名を持つ西村博之(ひろゆき)さんの妻・ゆかさんがひろゆきさんに出会ったのは、20歳をすぎた頃。ギャンブル依存症の父や、金銭トラブルを起こす母との複雑な関係性に苦しんだことを著書『転んで起きて 毒親 夫婦 お金 仕事 夢 の答え』(徳間書店)で語っていますが、当時の冷静なひろゆきさんの言葉に救われ、徐々に考え方を変えられたと言います。 【画像】幼少期のつらい思い出を忘れさせるような、ゆかさんと母の幸せなひとときから若かりし頃のひろゆきさんとのツーショットまで(全10枚)
■「身内を助けるのは当然」と思い込み苦しんだ少女時代 ── 子どもの頃にご両親の離婚を経験され、苦労が多かったと思います。 ゆかさん:物心ついた頃には、周りと比べて“うちの両親は仲がよくないのかな”と気づきはじめていました。だから、“家族みんなで仲よく暮らせればいいのに、どうしてそうしないんだろう”っていう思いが強かったです。 中学生になる頃には、感情にまかせて私を罵倒したり、お金の無心を繰り返したりする母に嫌気がさして…。でも見捨てることはできなかった。母は祖母や伯母にも迷惑をかけていたので、親戚からの風当たりも強くて。周りの大人が信用できないという状況でした。
── 20歳をすぎてもその状況は変わらなかったそうですね。そんな両親へ複雑な思いを、当時おつき合いをしていたひろゆきさんは理解してくれたとか。 ゆかさん:家族など自分の身近な人が困っているとき、それを助けないで見過ごすなんてイヤな奴、っていうとらえ方が一般的だと思います。でもひろゆき君は、「お金を貸してくれと言われてイヤだと感じるなら、たとえ身内でも貸さなくてもいいんじゃない」っていう考えで。 嬉しいというか、「そういう考え方もあるんだ」って驚きました。ひろゆき君との出会いで私の考え方も徐々に変わっていったのですが、それまではずっと親から「今までずっと面倒をみてやったのだから、恩返しをして当たり前だ」って言われてきて。だから親がお金に困っていたら、貸さなければいけないんだと思い込んでいたんです。