【ボートレース】富田恕生が勝負駆けに挑む…宮島ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第19戦(11月17日、ボートレース宮島・4日目) 富田恕生(26)が勝負駆けに挑む。1号艇で臨んだ3日目4R。6号艇から内寄りに動いてきた伊久間からインをガッチリ守る。そのまま逃げ切りを狙ったが、トップSを決めた4カドの大沢にまくられて2着。今節初の白星だけではなく、当地での初勝利も逃してしまう残念な結果に終わった。 しかし、レース後はさばさば。「あれ以上(コンマ08)はSをいけないです。同体でもまくられていたと思うし、2着によく残せましたよ」とショックは小さい。「乗りやすくて悪くない。これで普通と言ったら怒られます。中堅上位で、もっといい着の取れるエンジン」と脚勢には満足している。 所属は福岡だが、実は静岡の出身。高校の器械体操部の大先輩だった坪井康晴に憧れてボートの世界に入った。しかし、19年11月にデビューしてから丸5年たったが、優勝はまだない。それどころか、優出もわずかに4回だけだ。「もちろん優勝はしたい。でも、するべき時にするんだと思う。まずは、しっかり優出したいですね」と焦りはない。 着実に実力を付けることが当面の目標なのだろう。得点率22位タイで勝負駆けに挑む。2走14点のノルマを克服してベスト18入りできるか。(塩谷 寿)
報知新聞社