【MotoGP】アレックス・リンス、ドイツGP欠場が決定。代役はWSBKからレミー・ガードナー起用……MotoGPは2022年以来
ヤマハはMotoGP第9戦ドイツGPでアレックス・リンスが欠場し、代役としてレミー・ガードナーを起用すると発表した。 【ギャラリー】MotoGP第8戦オランダGP 厳選写真 リンスはMotoGP第8戦オランダGPの決勝レース1周目に、ハイサイドを起こしてクラッシュ。右手首を骨折してしまい、手術を受けていた。なおリンスは2023年に怪我をした右足に残されていたボルトを抜き取る手術も受けている。 この負傷のためリンスはオランダGPから連戦となるドイツGPを欠場し、WSBKに参戦中のガードナーが起用されると見られていたが、7月3日にヤマハが正式に発表した。 リンスは欠場の発表に際し、次のようにコメントを寄せた。 「手術は上手くいって、今は家に戻っている。残念なことに次戦は欠場することになってしまったけど、すぐに戻って来られることを祈っている。困難の中にあるけれど、僕らの仕事へのモチベーションは、これまで以上に高くなっているんだ」 なおMotoGPはドイツGP後にサマーブレイク期間に入る。サマーブレイク明けの最初のレース第10戦イギリスGPは8月2日に開幕予定だ。 代役に起用されたガードナーは、2021年にMoto2クラスでチャンピオンとなり、2022年にMotoGPクラスへ、テック3KTMからデビュー。しかし同シーズン限りでシートを失い、今はヤマハからWSBKに参戦している。 久しぶりのMotoGPでのレースとなるガードナーは「アレックスの素早い回復と幸運を祈っている」とコメントし、さらにヤマハへの感謝を述べた。 「この挑戦には本当にワクワクしている。今週末のレースに向けて僕のことを信じてくれたヤマハには、とても感謝している」 「学習するための最高の経験にしていきたい。新しいバイク、そしてMotoGPに1戦だけとはいえ戻って来るのはいつだって素晴らしい経験だ。だから今週末が楽しみだし、この機会をもらえて本当に嬉しく思っている。繰り返しになるけど、ヤマハには本当に大きな感謝を伝えたい」
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