料理が趣味で土日は半日以上料理に費やしています。土日に3時間ずつガスを使用している場合、ガス代はどのくらい上がっているのでしょうか?
料理が趣味で土日にたくさん料理をする方は、それに伴い光熱費に大きな影響をおよぼすでしょう。料理にかかる光熱費は、ガスコンロとIHクッキングヒーターどちらを使用するかによって変わります。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算 本記事では、料理にかかるガス代や、ガスとIHの料金差などについて解説します。
土日に3時間ずつガスを使用した際の1ヶ月のガス代
現状を把握するため、土日に3時間ずつガスを使用した場合、1ヶ月にかかるガス代を計算してみましょう。今回は、東京ガスのガス料金(東京地区等、一般契約料金B表)を基に金額を算出します。計算式は、下記の通りです。 出力(kW)×3.6MJ/h×時間(h)÷ガスの発熱量(MJ/立方メートル)×ガス料金(円/立方メートル) 今回はガスコンロの出力が2.97kW、基準単位料金130.46円、ガスの発熱量を45MJ/立方メートルと仮定し、標準火力で3時間使用した金額を算出します。 2.97(kW)×3.6(MJ/h)×3(h)÷45(MJ/立方メートル)×130.46(円/立方メートル)=約93円 土日に1ヶ月間(8日)使用した場合:93(円)×8(日)=744円 料理で月に約744円のガス代がかかると分かりました。ただし、プロパンガスを使用する場合など、状況によって料金は異なります。
IHを土日に3時間ずつ使用した際の1ヶ月の電気代
ガスコンロかIHクッキングヒーターどちらを使用するかで光熱費に差が出るため、料理が趣味ならお得なほうを知っておくとよいでしょう。ここでは、IHで料理をした場合にかかる電気代の目安について解説します。 ■IHで料理を作る際にかかる費用 IHを1日3時間使用した場合の計算式は、下記の通りです。 消費電力(W)÷1000×時間(h)×電気代の単価(円/kWh) 消費電力は中火で1000W使用し、電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/kWhを参考に算出します。 1000(W)÷1000×3(h)×31(円/kWh)=93円 1ヶ月間土日(8日)のみ10時間使用した場合:93(円)×8(日)=744円 家でラーメンを作った場合、1ヶ月の電気代は744円かかることが分かりました。IHの場合、時間帯によって電気代の単価が変動するプランのある電力会社が多数存在し、時間帯によって電気代が異なる場合もあります。 料理が趣味で土日に3時間ずつ料理をした場合、ガスコンロとIHともに約744円ということがわかりました。料金にあまり変わりがないため、家にある設備をそのまま使用するとよいでしょう。 ただし、IHは時間帯により料金が異なるため、料金の安い時間帯に使用することが肝要です。