ビルバオに“緊急事態”…アギレサバラが負傷離脱、トップ登録のGKが“不在”のまま今季開幕を迎える可能性
アスレティック・ビルバオは16日、GKフレン・アギレサバラの負傷を報告した。 クラブの発表によると、アギレサバラは16日のトレーニング中に右腰部を強打。検査の結果、第2、第3、第4腰椎横突起骨折と診断されたとのことだ。全治は明かされていないものの、スペイン紙『マルカ』は「ラ・リーガの開幕に間に合うことはないだろう」と指摘している。 これは、2024-25シーズンの開幕を前にトップチーム登録のGKが全員離脱するという緊急事態に陥ったことを意味する。先のEURO2024で、スペイン代表の史上最多4度目となる優勝の立役者となった正GKウナイ・シモンは、18日に慢性的な痛みを抱えていた右手首の手術を実施する予定。復帰するまでに、約3カ月程度を要することが見込まれており、序盤戦の数試合を欠場することになっていた。そしてその間に、ゴールを守るはずだったのが、コパ・デル・レイ優勝にも大きく貢献した控えGKアギレサバラだったのだ。 しかし、アギレサバラの負傷離脱が確定した今、アスレティック・ビルバオは大きな決断に迫られる。トップチームでのプレー経験がないビルバオ・アスレティック(Bチーム)に所属するGKアレックス・パディージャとGKオイエル・ガステシに賭けるか、18日に予定されているシモンの手術を遅らせるかを検討しなければならなくなった。また、経験豊富なGKを緊急獲得するという第3の選択肢もあるが、アスレティック・ビルバオの哲学において、それは簡単に事を運べることではない。 エルネスト・バルベルデ政権3年目となる新シーズンはラ・リーガに加え、7年ぶりに欧州コンペティションに出場するアスレティック・ビルバオだが、プレシーズンから困難に見舞われている。
SOCCER KING