「光る君へ」三浦翔平“呪詛デー”の裏側明かす 「第38回は呪詛祭り」と予告
三浦の芝居について制作統括の内田は「伊周はドラマの中では対道長という大きな役割があるのでそれをすごく考えてくださったなと思います」と言い、三浦は「道長との対立構造は結構考えました。悪役じゃないけど、対立しないと作品自体が盛り上がっていかないので、だったら徹底的にした方が面白くなると思いました」と“ヒール”としての側面を意識したことを明かした。
そして、伊周といえばもはや名物となっているのが、左大臣・道長(柄本佑)やその家族を執拗なまでに呪詛するシーン。SNSでは「伊周は一体いつまで呪詛を続けるのか」と話題になっているが、三浦いわく「呪詛は疲れる。エネルギー量をあげていかないと……」とかなり消耗度が高い様子。内田によると6日放送の第38回は「呪詛祭り」だといい、三浦は「我々の中では呪詛デーとか言うじゃないですか。呪詛のシーンを撮る日」と呪詛シーンの撮影に触れ、「共演者の方が来て“今日、伊周何時まで? あそっか、きょう呪詛デーね”みたいな感じなんですけど、その中でも台本に“精神が崩壊している”とト書きに書かれていた呪詛シーンが明日オンエアになります」と“予告”した。
「相当すごいエネルギーを呪詛に使ったと思います」と内田が三浦の労を労うと、三浦は「エネルギーが飛び出るものがありましたよね。でも呪詛のシーンはエネルギー的な問題なのでお芝居が盛り上がればいいんですけど」としながら、伊周が道長に憎しみを抱くに至った道筋を振り返った。
「母親(貴子)が亡くなってしまったときは重かったですね。一目会いに来ただけなのに会わせてもくれずなおかつ亡くなってしまう。伊周的には家族を大事にしていたので、そこはお芝居として精神的につらかったですね。この時代って貴族って亡くなると穢れといってあまり近くに寄りたがらないもの。それを監督と話しているときに、このときは穢れとかを意識できないぐらいに近寄ってしまうんじゃないかと何回かテストをやったんですけど、一番ぐっとくるのが目の前でご遺体をみたときに一回伊周の精神は崩壊しているんですけど、そこから道長への……まあ八つ当たりなんですけどね。怒りが出てくる」