キャリア11年目を終えたKCP…今夏ベテランウイング獲得を狙う球団とは?
現在、NBAの全30チームは自チームで今シーズンを終えたケースであれば、今夏に制限なしFA(フリーエージェント)になる選手と再契約に向けた交渉が可能となっている。 そうしたなか、デンバー・ナゲッツで在籍2年目を終えたKCPことケンテイビアス・コールドウェル・ポープは、来シーズンの契約がプレーヤーオプションになっていて、これを破棄すれば制限なしFAとなる。 NBAインサイダーのマーク・スタイン記者は、自身の会員制ウェブサイト“THE STEIN LINE”を6月24日(現地時間23日、日付は以下同)に更新。コールドウェル・ポープはオプション破棄で制限なしFAになる見込みで、もしナゲッツが延長契約を結ぶことができなければ、FA交渉解禁となる7月1日以降に注目FAの1人としてマーケットへ参戦すると報じた。 2020年にロサンゼルス・レイカーズ、2023年にナゲッツで優勝を経験したコールドウェル・ポープは、NBAキャリア11年目を終えた31歳のベテランウイングプレーヤー。 今シーズンは76試合の出場で平均31.6分10.1得点2.4リバウンド2.4アシスト1.3スティールに3ポイントシュート成功率40.6パーセント(平均1.6本成功)を残し、「NBAプレーオフ2024」でも12試合に出場して同35.0分8.1得点2.9リバウンド2.6アシスト1.4スティールに3ポイント成功率32.7パーセント(平均1.5本成功)をマーク。 3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”として知られる男には、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとオーランド・マジックが獲得に関心ありと噂されていて、両チームともキャップスペースに余裕があるため、高額オファー提示も可能。 シクサーズはビッグマンのジョエル・エンビード、今夏制限付きFAながら再契約が濃厚なオールスターガードのタイリース・マクシーがおり、彼らを補佐するロールプレーヤーとしてフィットする見込み。 一方のマジックはパオロ・バンケロ、フランツ・ワグナーというオールラウンドなフォワード陣がいて、チームとして3ポイントに難を抱えていることもあり、ジェイレン・サグスとバックコートを組む選手として、コールドウェル・ポープは有力なターゲットと言えるだろう。
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