名牝ディアドラの初仔 武豊騎手を背に月曜東京でデビュー戦
名牝ディアドラの初仔となるシオーグ(牝2、栗東・中竹和也厩舎)が、月曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)で注目の初陣を迎える。 【写真】ディアドラこれまでの軌跡 シオーグは父Wootton Bassett、母ディアドラ、母の父ハービンジャーの血統。父は10年の仏G1・ジャンリュックラガルデール賞の覇者。種牡馬としても16年の欧州最優秀3歳牡馬のアルマンゾル(Almanzor)、昨年の英チャンピオンS覇者のキングオブスティール(King Of Steel)など、続々と大物を輩出している。今年の種付料は20万ユーロ(約3200万円)だから、誰もが認める欧州のトップサイアーだ。一方の母は17年の秋華賞、19年の英G1・ナッソーSの覇者。19年春から20年秋にかけては海外遠征を敢行。錚々たるメンツと何度も好勝負を演じ、世界にその名を轟かせた。 本馬は愛国で生まれたディアドラの初仔となる。ここまで目立った時計では動けていないが、芝の実戦で良血らしさを発揮できるか。鞍上は武豊騎手。現役時代の母には香港と英国で2回騎乗し、ともに6着に終わったレジェンドだが、長女でぜひとも悔しさを晴らしてほしい。